兜町(茅場町駅)を中心として、東京メトロ沿線の雰囲気を写真とともに現地からお届け。経済指数では分からない視覚的情報も発信しています。
経済について思うことや地域の隠れた穴場のお店等も合わせて紹介しています。
今日の兜町は、幾分疲れとよりも不安に駆られた表情に見える。
昨日の日経平均の動きが関係あるのだろうか。
この様子だと今日の日経平均はあまり芳しくないように思われる。
足早に会社に向かう人、チャリンコを飛ばす人、我先にの表情はいつの時代も変わらない。
自分以外の周囲のすべては邪魔な物として見ているかのようです。
我先にによって得られるのは、たかが数分でしかないというのに。
ITが浸透し、人間関係の在り方に変化が現れているのは、今に始まったことではないが
いわゆるアナログ的な側面の欠如をふと思い出させる光景だ。
日本が高度な「ユビキタスネット社会」に入りつつあるが、
それによって生じる社会や経済の変化に危惧する。
政府は「二〇〇五年までに世界最先端のIT国家となる」という目標を掲げてきたが、
一応の目標を達成したと自己評価した。
通信と放送の融合など未達成の課題も少なくないが、高速回線普及率などの指標について、
日本が世界の最先端水準に達していることは、確かだろう。
日本がいま情報化社会の第二段階「ユビキタス社会」に差し掛かった具体例として、
個人が情報を発信するブログ(日記風サイト)や、
より緊密に情報交換ができるソーシャル・ネットワーク利用者の急増などを紹介する。
商品を購入する前にネットで商品情報を確認する消費者が六割を超えている。
広告に頼らず独自に商品情報を検索することで、
発売後、年数が過ぎた商品が息長く売れるようになった「ロングテール」(長い尾)現象。
情報手段の活用を通じて消費者が経済全体に影響を与える
「消費者発信型のネット利用が普及しつつある」という現状分析は妥当だろう。
しかし、日本が情報社会の新段階に入り、仕事や生活面で大きな変化が起きているとすれば、
それだけネット利用から取り残された人々の不利益は、より深刻になり、
また、話し手や聞き手の表情、身振り手振りは伝わらず、感情が交わされる機会はなくなってくる。
一説によれば、メールでのやりとりの中で、正しく感情が伝わっている文章は
20%程度であるとの調査結果がでているが、伝わっていない80%感情は
受け手による、都合のよい解釈になってしまう事がなにより怖い。
日本中の皆様が知らない人にも「あいさつ」をするようになれば、
この溝は埋まるかも!?そんな兜町の朝でした。
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